
(3) 休日に部活動を行う利点
まず、ひとつ目の問いは時間1どの位行なってますか、という問いに対して、だいたい3時間から半日程度。普通休日に行う場合、我々はだいたい8割ぐらい。時間的保障の中で1時間を使って活動しているようです。
また、その利点として考えられることには、まず時間が豊富にあることで、集中できる。レベルアップができる。
また、場所の確保。これは複数の部活を持っている学校では体育館が広くても3つ、4つ入ってきますと普段ですとハーフコートで2時間とか1時間。グラウンドでもサッカー部・野球部・テニス部とかたくさんあるようなところは、グラウンドでもハーフグラウンド。そういうところがオールコートで使える。そんな面でも休日の利点の一つではないでしょうか。
それから当然のことではありますが、他校との練習試合。これが多いということは休日が練習のメイン。休日を中心に部活動の練習等を組み立てているということが考えられるのではないでしようか。
その裏側を考えていきますと、授業日には練習ができない。普段の放課後にはやはり2時間、1時間。あるいは会議等がついて生徒と体育館はあいてますが、指導者がいないというのが大多数の学校の現状ではないでしょうか。
そのようなことを考えますと、指導者のつける。場所がある。時間があるのはやはり休日しかありません。これが今の現状であり、この問題をもし解決できるならば非常によいのではないかと思いますが無理だと思います。また、更に裏側の更に裏側っていいますか、休日を休むことによって休養がとれる。疲労回復ができる。効率的に休むことによってプラス方向へ考えるという考え方の指導者も現在2割。そのくらいの割合でいられることがわかります。休みというものの過ごし方とか本来の姿というのを示している一つではないでしょうか。
(4) 休日の部活動を行うことによる支障
大きく二つの意見になりました。一つは指導者自身の家庭の問題です。指導者の家庭に支障が生じるようではまずいのではという考え方が一つあります。この辺を対策として考えていかなければ問題が今後より深くなっていく。指導者の名声だけでは解決できない。
最近、若い人ウンヌンとかいわれていますが、これはどの層に対しても、そのようなことがいえると思います。
その様な多様な価値感の中で色々な考えかたが認められなければなりません。生徒もそうですが、我々指導者・教師側でも色々な価値観がありますので、それを一つの方向にまとめるのは無理です。その中でよりよい方向を模索するといのがやはりこの研究会の在り方の一つではないでしょうか。
もう一つは生徒の疲労、生徒自身の休みがらみのオーバートレーニング(ファーン)症候群等の一つのきっかけをつくってしまうのではないかというあたりの問題も投げかけられております。しかしながら、次の問いで家庭にも影響がありますかという問いに多々あるという意見が出ているのですが、そこで考えなければならないのは、確かにそのようなものも一つありますが、我々教師というのは長期休業があります。それには、まとめ取りとか休日の使い方とかも工夫しますので、非常に他の業種とは違い、そこら辺の特殊といとかいうか、我々自身のことを考えていきますと、確かに色々な問題もありますが、生徒の健全育成というものからは、逆にやはり多少無理してもプロの職業として考えていくのは当然ではないかという考えを私は持っていますがいかがでしょうか。
(5) 部活動を行うことについて
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